3. 両対数グラフとは何か
定義
両対数グラフとは、
y と x が累乗関数(べき乗)の関係にあるときに
その関係を直線として表現するためのグラフ
です。
数式では、y=B×xa
の形で表されます。
通常のグラフと両対数グラフの違い
例として、y=100×x2
を考えます。
- 通常のグラフでは曲線
- 両対数グラフでは 直線
として表現されます。
両対数グラフで直線になる理由
両対数グラフでは、
- 縦軸:log10(y)
- 横軸:log10(x)
を用います。
元の式の両辺に対数を取ると、log10(y)=log10(B)+alog10(x)
となり、
- 切片:log10(B)
- 傾き:a
の直線関係になります。
読み取りのポイント
累乗関数y=B×xa
において、
- 切片 → 係数 B
- 傾き → べき指数 a
を表します。
つまり、両対数グラフを見ることで、
「x が何倍になると y が何倍になるか」
が一目で分かります。
4. 片対数・両対数グラフの使い分け
| 関係式 | 使うグラフ |
|---|---|
| y=BAx | 片対数グラフ |
| y=Bxa | 両対数グラフ |
これらのグラフは、
- 変数間の関係を直線化
- 解釈を容易にする
という目的で用いられます。
5. 実務・試験での注意点
重要な注意点として、
実務や試験問題では、
変数変換されていないグラフで提示されることが多い
という点があります。
そのため、
- 軸が対数かどうか
- 数字の増え方(10倍、100倍など)
を 必ず確認 しましょう。
具体的には、
実際に数値を代入して考える
ことで、片対数・両対数グラフかどうかを見分けやすくなります。
まとめ
- 指数関数と対数関数は逆の関係
- 片対数グラフ:指数関数を直線化
- 両対数グラフ:累乗関数を直線化
- 切片と傾きに明確な意味がある
- 軸が対数かどうかを必ず確認する
これらは、
データの増加・減少パターンを正しく理解するための必須知識
であり、
データサイエンティスト検定™ リテラシーレベルでも頻出の重要テーマです。


