販促イベントの効果を”数字”で測るための3つの指標

📌 なぜ”数字”で効果を測る必要があるのか?

販促イベント(セール、キャンペーン、試食会など)は、感覚的に「盛り上がった」だけでは効果が不明確です。
売上が増えたのか、新規顧客が来たのか、リピートにつながったのか…。
数字で可視化することで、次回以降の戦略や投資判断が正確になります。


1️⃣ 売上増加率(Sales Uplift)

公式 売上増加率=イベント期間の売上−平常時売上平常時売上×100売上増加率 = \frac{イベント期間の売上 – 平常時売上}{平常時売上} \times 100売上増加率=平常時売上イベント期間の売上−平常時売上​×100

  • :普段の売上 50万円 → イベント期間 65万円
     → 売上増加率 = +30%
  • 活用ポイント
     イベント効果を一番わかりやすく示す指標。過去イベントや他店舗と比較可能。

2️⃣ 新規顧客獲得数(New Customer Count)

  • POSレジや会員登録データから初回来店・初購入者数を集計
  • :イベント期間中に新規客 80人 → 平常時平均 30人
     → +50人の増加
  • 活用ポイント
     長期的な売上基盤を強化する視点で重要。広告費との比較で**CPA(顧客獲得単価)**も算出可能。

3️⃣ リピート率(Repeat Rate)

公式 リピート率=イベント後に再来店・再購入した顧客数イベント期間中の顧客数×100リピート率 = \frac{イベント後に再来店・再購入した顧客数}{イベント期間中の顧客数} \times 100リピート率=イベント期間中の顧客数イベント後に再来店・再購入した顧客数​×100

  • :イベント来店者 200人 → 1ヶ月以内に再来店 60人
     → リピート率 = 30%
  • 活用ポイント
     短期売上だけでなく、中長期の効果測定に不可欠。

⚠️ よくある落とし穴

  • 「売上だけ」見て効果を判断する
     → 実は新規客ゼロで、既存客が買いだめしただけの場合も
  • データ集計が手作業で面倒
     → 結果として効果測定自体が行われない
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