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はじめに|最初に選ぶ言語で「挫折率」は決まる
「プログラミングを始めてみたいけど、どの言語を選んだらいいか分からない…」
そんな悩みを抱える初心者は非常に多いです。
実は、最初にどの言語を学ぶかによって「挫折するかどうか」がほぼ決まると言っても過言ではありません。
- いきなり難しい言語に手を出して挫折
- ニッチすぎる言語で学習情報が少なく孤独
- 目的に合っていない言語でやる気を失う
今回は、プログラミング初心者が避けた方がよい言語を理由とともに紹介します。
「これから始めたいけど、何を選べばいいか不安…」という人にとって、方向性を見極める手助けになるはずです。
初心者が避けた方がいい言語4選
① C / C++|基礎力はつくが、難しすぎて挫折の温床に
特徴
- 主にOS開発やゲームエンジンなどに使われる低レベル言語
- メモリ管理を自分で行う必要がある(ポインタの理解など)
なぜ避けるべきか?
- エラー内容が非常に難解
- 実行環境構築も複雑で時間がかかる
- モチベーション維持が難しい
学ぶのに向いている人
- コンピュータサイエンスを本格的に学びたい人
- 大学や専門機関で体系的に学べる環境にある人
② PHP|需要はあるが、書き方が独特でつまずきやすい
特徴
- Webサービスのバックエンド開発で使われる
- WordPressでよく使われている
なぜ避けるべきか?
- 言語仕様が独特で、古い書き方も多く混在している
- 文法に一貫性がなく、初心者にとって理解しにくい
- 学習リソースの質にバラつきがある
学ぶのに向いている人
- WordPress開発を本格的に行いたい人
- 中級者以上で業務に必要なケース
③ Java|企業ニーズは高いが、文法が複雑
特徴
- 大規模システム開発やAndroidアプリで利用される
- SIer系企業で今も広く使われている
なぜ避けるべきか?
- 文法が冗長で、1行のコードを書くのに多くの構文知識が必要
- エラーが出た時に原因特定が難しい
- 「学んでも何ができるか」が初心者にとって見えづらい
学ぶのに向いている人
- 大企業のエンジニア職を目指す人
- コンピュータサイエンスを専攻している学生
④ Swift / Kotlin|アプリ開発特化ゆえのハードル
特徴
- Swift:iOSアプリ開発用の言語
- Kotlin:Androidアプリ開発用の言語
なぜ避けるべきか?
- 専用の開発環境(XcodeやAndroid Studio)が必要で初期設定が難しい
- 初心者には「アプリ完成」までが遠く、達成感を得にくい
- 学習ステップが多く、途中で挫折しやすい
学ぶのに向いている人
- 「アプリを出したい」という明確な目的がある人
- 中級者として学ぶ第二言語として
「避ける=悪」ではない。順番を間違えなければOK!
大事なのは、これらの言語を**「いきなり最初に学ばない」こと**です。
後で学ぶぶんには問題ありませんし、むしろスキルの幅を広げるうえで非常に役立ちます。
おすすめのステップアップ例:
- 最初は Python や JavaScript、Ruby など、学習しやすく目的が明確な言語から始める
- 開発経験を積んでから、より専門的な C++ や Java に挑戦する
学習は「挫折しない」ことが何よりも重要
プログラミングは、最初の2〜3ヶ月で9割が挫折すると言われています。
その原因の多くは、「難しすぎる言語を最初に選んでしまったこと」。
最初の言語選びは、「できるだけ成功体験が得られるもの」「楽しさを感じやすいもの」から始めるのが鉄則です。
初心者が「言語選び」で迷うなら、スクール選びも視野に入れてみよう
プログラミングを始める際に「どの言語から学ぶか」でつまずく方はとても多いですが、
実は言語そのものよりも、“何の目的で学ぶか”が最も大切です。
- Web系に就職したいのか?
- 手に職をつけたいのか?
- 副業か?転職か?独立か?
こういった「目的」が定まっていないと、言語選びも迷子になりがちです。
そんなときに役立つのが、初心者向けにカリキュラムが整備されたプログラミングスクール。
以下の記事では、未経験からエンジニア転職を目指せる4つの人気スクールを、言語・カリキュラム・料金・サポート体制まで徹底比較しています。
言語に迷う前に、「何をしたいか」→「どこで学ぶか」まで視野を広げてみてください。
まとめ|「難しすぎる言語」は最初に選ばない。それが長続きのコツ
プログラミング初心者が避けた方がよい言語まとめ:
言語 | 避ける理由 |
---|---|
C / C++ | 難解な構文と環境構築のハードルが高い |
PHP | 文法が一貫しておらず、学びづらい |
Java | 文法が複雑で初学者に向いていない |
Swift/Kotlin | アプリ開発特化で環境構築が難しい |
まずは学びやすく、楽しく続けられる言語から始めて、プログラミングを「趣味」から「スキル」へと育てていきましょう。