領域⑤では、企業の日常取引で頻繁に登場する 費用・収益の勘定科目 を中心に学びます。
また、貸倒引当金や前払・未払、前受・未収など、試験で必ず出る「その他の取引」も含まれています。
この領域は、仕訳の基礎を理解した後に必ず押さえておくべき重要単元です。
目次
💡 1. 費用と収益の基本
簿記では、費用と収益は次のように分類されます。
✔ 費用
- 会社の価値を減らすもの
- 例:給料、旅費交通費、通信費、水道光熱費、支払利息
- 増える → 借方
- 減る → 貸方
✔ 収益
- 会社の価値を増やすもの
- 例:売上、受取利息、受取配当金
- 増える → 貸方
- 減る → 借方
🧾 2. 給料・水道光熱費・通信費などの処理
日常取引で最も多いのが、費用の発生です。
✔ 給料を支払った
借:給料
貸:現金
✔ 電気代を支払った
借:水道光熱費
貸:現金
✔ 通信費を支払った
借:通信費
貸:現金
💰 3. 受取利息・受取配当金
企業が銀行や株式から受け取る収益です。
✔ 受取利息
借:現金
貸:受取利息
✔ 受取配当金
借:現金
貸:受取配当金
🔄 4. 前払・未払、前受・未収
試験で必ず出る重要ポイントです。
✔ 前払費用(資産)
→ 来期の費用を先に払った
借:前払費用
貸:現金
✔ 未払費用(負債)
→ 今期の費用をまだ払っていない
借:費用科目
貸:未払費用
✔ 前受収益(負債)
→ 来期の収益を先に受け取った
借:現金
貸:前受収益
✔ 未収収益(資産)
→ 今期の収益をまだ受け取っていない
借:未収収益
貸:収益科目
🧱 5. 貸倒引当金(簿記3級の最重要ポイント)
貸倒引当金は、売掛金などが将来回収できない可能性に備えるための勘定科目です。
✔ 設定時(決算)
借:貸倒引当金繰入
貸:貸倒引当金
✔ 貸倒れが発生した
借:貸倒損失
貸:売掛金
🧪 6. 例題で理解を深める
✏️ 例題①
給料200,000円を現金で支払った。
借:給料 200,000 / 貸:現金 200,000
✏️ 例題②
受取利息5,000円を受け取った。
借:現金 5,000 / 貸:受取利息 5,000
✏️ 例題③
当期の電気代10,000円が未払である。
借:水道光熱費 10,000 / 貸:未払費用 10,000
✏️ 例題④
売掛金の貸倒れ3,000円が発生した。
借:貸倒損失 3,000 / 貸:売掛金 3,000
⚠️ 7. よくある間違い
- 前払費用と未払費用を逆に覚える
- 前受収益と未収収益を混同する
- 貸倒引当金の設定と貸倒損失の違いを混同する
- 費用と収益の増減方向を逆にする
🎯 8. この領域の学習ゴール
- 費用・収益の基本的な動きを理解する
- 前払・未払、前受・未収の仕訳ができる
- 貸倒引当金の設定と貸倒損失の違いを説明できる
- 試験で頻出の費用・収益の仕訳をスムーズに行える
🚀 9. 次は練習問題で定着させよう
領域⑤の内容をもとにした練習問題(10問)をアプリ形式で用意しています。
その場で解説が表示され、理解を深めるのに最適です。
📚 次は練習問題で理解を定着させましょう
領域⑤(費用・収益・その他の取引)の内容を学んだら、次は実際に問題を解いて理解を深めていきましょう。
前払・未払、前受・未収、貸倒引当金など、この領域は試験でも頻出の重要ポイントが多く、アウトプットすることで初めて身につく分野です。
- 仕訳問題:8問
- ○×問題:2問
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- 得点表示つき
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