領域④では、企業が保有する 有価証券(株式・債券など) と 固定資産(建物・備品・車両など) の会計処理を学びます。
これらは金額が大きく、実務でも非常に重要な項目です。
簿記3級では、
- 売買目的有価証券
- 備品・建物などの固定資産
- 減価償却
- 固定資産の売却
といった基礎的な処理を中心に学びます。
目次
💹 1. 有価証券とは
企業が保有する株式や債券など、価値のある証券のことです。
✔ 売買目的有価証券
- 売買益を得るために保有する
- 資産
- 増える → 借方
- 減る → 貸方
例:株式を現金で購入した
借:売買目的有価証券 / 貸:現金
例:株式を売却して現金を受け取った
売却益が出た場合
借:現金
貸:売買目的有価証券
貸:有価証券売却益
🏢 2. 固定資産とは
長期間にわたって使用する資産のことです。
代表例:
- 建物
- 備品
- 車両運搬具
- 土地
✔ 固定資産のポイント
- 資産
- 増える → 借方
- 減る → 貸方
- 使用するにつれて価値が減る(=減価償却)
🧮 3. 減価償却とは
固定資産は長期間使うため、購入時に全額を費用にしません。
使用した分だけ、毎期少しずつ費用にしていきます。
✔ 減価償却費
- 費用
- 増える → 借方
✔ 減価償却累計額
- 固定資産の価値の減少を記録する
- 資産のマイナス項目(控除項目)
- 増える → 貸方
例:備品の減価償却
借:減価償却費
貸:減価償却累計額
🚗 4. 固定資産の売却
固定資産を売却するときは、
- 固定資産の帳簿価額
- 減価償却累計額
- 売却価額
を比較して、利益か損失かを判断します。
✔ 売却益(収益)
→ 貸方
✔ 売却損(費用)
→ 借方
🧪 5. 例題で理解を深める
✏️ 例題①
売買目的有価証券100,000円を現金で購入した。
借:売買目的有価証券 100,000 / 貸:現金 100,000
✏️ 例題②
備品200,000円を購入し、現金で支払った。
借:備品 200,000 / 貸:現金 200,000
✏️ 例題③
備品の減価償却費10,000円を計上した。
借:減価償却費 10,000 / 貸:減価償却累計額 10,000
✏️ 例題④
帳簿価額50,000円の備品を60,000円で売却した。
借:現金 60,000
借:減価償却累計額(残高分)
貸:備品(取得原価)
貸:固定資産売却益 10,000
⚠️ 6. よくある間違い
- 減価償却累計額を「費用」と勘違いする
- 固定資産売却益・売却損の方向を逆にする
- 売買目的有価証券と投資有価証券を混同する
- 固定資産の売却で帳簿価額を使わず取得原価で判断してしまう
🎯 7. この領域の学習ゴール
- 有価証券の購入・売却の仕訳ができる
- 固定資産の取得・減価償却・売却の流れを理解する
- 減価償却累計額の意味を説明できる
- 売却益・売却損の判断ができる
🚀 8. 次は練習問題で定着させよう
領域④の内容をもとにした練習問題(10問)をアプリ形式で用意しています。
その場で解説が表示され、理解を深めるのに最適です。
📚 次は練習問題で理解を定着させましょう
領域④(有価証券・固定資産)の内容を学んだら、次は実際に問題を解いて理解を深めていきましょう。
減価償却や固定資産売却、有価証券の売買など、この領域は試験でも頻出の重要ポイントが多く、アウトプットすることで初めて身につく分野です。
- 仕訳問題:8問
- ○×問題:2問
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